鋼,コンクリートを使用した橋梁、その他の構造物の合理的設計法に関して研究を行っています。又、新材料について適用性の検討を行い実用化に向けた研究を行っています。優れた特性を持つ材料を使用した構造物の設計、強度評価、合理化に関する検討を行っています。
さらに橋梁を構成するさまざまな部材の静的強度、疲労強度について理論的検討、実験を通じて研究しています。また、既存の構造物の維持管理技術に関する研究と共に、構造物の調査、診断技術に関する研究を行っています。特に経年劣化の起きたコンクリート、鋼構造物の劣化診断、強度評価に関する研究を行っています。
もちろん地震や台風などに耐えられる強い構造物を作ることは重要なのですが、それだけでは合理的とは言えません。強くすればするほど、お金がかかるようになってしまいます。強さを維持しながら、安く・使いやすい構造物を作ることが合理的な設計なのです。
材料の強さは、測り方によって変わります。代表的なものとして、(1)引っ張る、(2)圧縮する、(3)曲げるといったものがあります。鋼は、引っ張る力には強いですが、圧縮する力には弱いです。しかしコンクリートは引っ張る力に弱く、圧縮する力に強いです。このように材料によってその得意な分野は異なりますので、それらを組み合わせることでより良い設計ができるようになります。
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